ソフィー (創元推理文庫) ガイ バート
非常に良い。
姉弟の話。
子供時代における姉弟二人っきりの幸せな時期と
現在の不幸せの時期が対照的な構成となっている。
そして、昔どうだったかを次第に明らかにしていく。
敵が多い中で、姉弟二人の閉鎖的で美しく、儚い関係を書いている。
その関係がなぜ壊れたのか?
相手は何を考えていたのか?
ただ、全てをわかりやすく説明しているわけではなく、
ほのめかし程度に書いている事柄もあるのでわからない点も残ってしまった。
グレイディーじいさんが何をしたのかがわからない。